地域交流食堂「じぃ＆ばぁ」|つどい場　銀ちゃんの家

ある日、TVで沖縄の元気なお年寄りの番組を見ました。

皆さん70代後半から90代のお年寄りで、これから2キロ歩いて畑にいって野菜の収穫をし、昼からは2キロ歩いて海に貝や海藻を取りに行くといいます。そして採れた物は皆で分け合うというのです。インタビューを受けたおばあさんたちは皆さん溌剌としていて、屈託がなく、仲間のお年寄りたちとギャアギャア言いながら歩き去っていきました。

まさに自分自身を主体として、楽しく積極的に生き切っている姿がありました。
そこには信頼できる仲間がいて、いざという時に、お互いが高齢であるため助けてもらえないかもしれないけど共に生きる者の信頼関係があります。

この番組を見て、お年寄りの満面の笑顔が頭に焼きつき、これが自然な老い方であり、人生を生き切る姿であると思いました。

人はいくつになっても、できることで仕事をし、その報酬を得、役割を担うことで存在感を感じ、必要とされることが大切だと思います。
それが元気で生きる力になると考えます。

自分が必要とされていると思えることは最大の喜びであり、それに答えようと頑張ります。毎日が充実し、生きる自信が持て、生き生きと暮らすことができます。
それらのことが結果、介護予防につながると考えました。

日替わり定食だけなので、席に座れば料理が自動的に出てくる。
だから、安くてうまい上に早いがおまけつき。
大人でも、子どもでも、偉い人でも、引きこもりの人でも、みんな時間が来ればおなかが空きます。

ある日、店をのぞいたら若いサラリーマンの方と相席されている女性のお年寄りの方がいました。皆さんも常連となり、顔なじみのお客さん同士で遠慮がなくなったのかもしれません。微笑ましかったです。

宅配弁当サービスは、毎日1日70～80食のご利用をいただいております。このサービスは地域の皆様に大変ご好評をいただいており、日々多くの方々の元に美味しいお弁当をお届けしています。

当サービスを支えているのは、2～3名を除き60歳以上のスタッフたちです。高齢でありながらも皆明るく、笑顔が満開のチームです。それぞれが長年の経験と知識を活かし、心を込めてお弁当を作り、配達を行っています。高齢者だからこその温かみと親しみやすさを持ち、お客様に安心してご利用いただけるサービスを提供しています。

スタッフ一同、利用者の皆様に笑顔をお届けすることを喜びとし、日々の業務に取り組んでいます。地域に根ざした温かいサービスを、これからも提供し続けてまいります。

手ごろな価格で提供される地域交流食堂では、地域のお年寄りが健康的な食事を手軽に楽しむことができます。栄養バランスを考慮したメニューが提供され、食事の満足感と健康への配慮が両立します。地域の人々が安心して利用できる場所として、地域コミュニティの健康と絆を支援しています。食堂では心温まる交流が生まれ、お年寄りたちが笑顔で食事を楽しむ姿が見られます。健康的な食生活を促進し、地域全体の福祉に貢献する一翼を担っています。

見回りや地域の人々とのコミュニケーションが行われることで、地域のお年寄りは孤立感を減らし、地域コミュニティの絆を深めます。この食堂は食事の場だけでなく、地域交流の場としても機能し、地域の人々が交流を深める場を提供します。また、「じい＆ばあ」という愛称で親しまれる場所として明るいスタッフが在籍し、お年寄りたちに親しみや安心感を提供します。地域の方々が家族のように温かく迎えられ、心地よい食事の時間を過ごすことができます。