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日別アーカイブ: 2011年9月20日

Oさんがご自宅へ

家に帰り仏壇に手を合わせたそうです。仏壇にはご主人がいます。朝起きても仏壇の方に向けて片手で拝んでいると聞きました。これも家に帰ったらばこその仕草であると思います。Oさんはご家族に看取られるために家に帰られました。

延命とか寿命とかいいますが、どこで判断するのでしょうか?

医者ははっきり言ってくれません。家族に判断させます。

家族はある程度医者がはっきりいってくれるのを待ちます。でも、延命されるのではないかと疑っています。家族であっても生きる権利は奪えません。その判断を医学の知識のない家族がしていいのでしょうか。

私の友人は、きっとその判断に今も正しかったのか悩んでいると思います。あと何ヶ月いえ、何日生きられるかわからないけど、だからこそ1日でも大切な命であると思うんです。誰も、親は1日でも長生きしてほしいと願い慈しんでいるのですから。後から思い返した時に、思いが残らないことを祈っています。とても情のある見送りをすることができたと思いますので。